初診
受診時足首の外側が痛く、スポーツ活動ができないとの訴え。近医にてレントゲンを撮り骨は大丈夫だから軽い捻挫だと言われて湿布をして安静にしていたがよくならなかった。
最初の評価で若干の腫脹と前距腓靭帯、踵腓靭帯部に圧痛を確認。可動域制限はなかったが、内反、底屈時痛がみられた。超音波エコーにて前距腓靭帯の外くるぶし付着部にドプラ像を確認。靭帯のゆるみはそれほどみられなかった。
ハイボルト療法と軽めのバランスエクササイズを指導。
2回目
痛みが軽減してきたので足指のエクササイズと、血流を良くするために自宅での交代浴を指示。
3回目
動けるようになってきたので確認でランジ動作を行うと膝が内に入りやすい、ニーイントゥ―アウトがみられた。その動的なアライメントの修正と自宅でのエクササイズを指導。
4回目
ほぼ症状は消失。超音波エコーにて靭帯のドプラ像の消失も確認。バランステストでも左右差が改善され、問題なくスポーツ活動に復帰した。再受傷防止のためセルフエクササイズの継続を指導。